柴田亜美作品

逆転裁判

NARUTO

突発。
(1作品限り)

オリジナル
(シスターシリーズ)

オリジナル



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 「あれ、御剣、随分早いな」
 『……ああ、ようやく抱えていた仕事が終わったところでな』
 「そっか、じゃあしっかり身体休めろよ」
 『うム。……ところで、君は』
 「ん?ああ、僕はまだ暫く掛かるな。あと一週間、ってところ」
 『…………』
 「まあそれも次の依頼が入らなきゃ、だけどさ」
 『…………………………』
 「ま、弁護士っていったって自由業みたいなものだしね。それに冤罪は見過ごせないし」
 『解っているが、それで君の身体は持つのか?』
 「僕、身体丈夫だし」
 『返答になっていない!』
 「冗談だよ。ちゃんと睡眠はとっているから平気だって」
 『ム………』
 「大体、それ言いだしたら君の方がひどいだろ。」
 『……………』
 「折角一段落着いたなら、少しは身体休めろって」
 『それは解っている』
 「うん、じゃあ暫く僕も立て込んで忙しいし、会えないとは思うけど、電話するためとかに夜更かしするなよ?」
 『…………………………………!』
 「………御剣、なんで無言なんだよ…………」
 『………』
 「本気で考えていたのかよ………。絶対に駄目だからな!」
 『な、何故だ?!』
 「なんで仕事でもないのにそんな理由で睡眠時間削るんだよ!ちゃんと身体休めろっていっているだろ!」
 『し、しかし………』
 「駄目っていったら駄目だからな!僕に時間あわせて君まで寝不足なんて絶対許さないよ!」
 『……………』
 「御剣、返事は?」
 『………ム……』
 「メールもなしにする?」
 『!…………解った、承知、しよう…………』








 まあこんな感じの会話がなされて、今回の不眠症状勃発しましたよ、という。精神的に弱いよな……うちの御剣。
 で、電話するなと言われたけどメール送って無視されるのも怖くておくれない御剣(笑)
 数日後に鬼気迫る顔で仕事をしている彼にしごかれている糸鋸さんが成歩堂に怒鳴り込みという名の泣きを入れにいって、成歩堂が御剣の自宅訪問と相成りました。
 御剣は糸鋸さんに礼を言えばいいさ!

07.10.15