任務のない、一応鍛錬以外に用のない日。突然ドアが叩かれる事は珍しくない。
 今日もそうで、軽やかなノックとともに、入室許可など求めもしないでドアが開いた。………それに苦笑して窘めの言葉を告げても、彼はニコニコ笑うばかりで気にしないけれど。
 「アレ〜ン、街行こ?」
 そうして、本当に唐突に、彼はそんな事を言った。まるで今日は晴れているよ、と教えるような、そんな気楽さで。実際外はとてもいい天気で、青年がうずうずとしていそうだとは思ったが、こちらが目を丸めるくらい、いきなりの誘いだ。
 「はい?突然なんですか?」
 青年の突飛な行動には流石に慣れたけれど、それでも毎回同じ言葉を問い掛けてしまう。こればかりはもう、どうしようもない癖のようなものだ。
 手の中でじゃれていたティムすら不可解そうに羽を傾けて疑問を示しているのだから、少年の反応は当然のものだろう。
 それすら含み笑いの中で食んでしまい、青年は一向に取り合おうとしない。
 「いや、だから、街。買い物付き合って?」
 可愛らしく首を傾げておねだりをするように言うけれど、年上の青年がしたところでそれを可愛いと思い絆される少年でもない。が、別段用事があるわけでもなんでもなく、暇を持て余していたところだ。
 それならばと思い、少年は仕方なさそうな顔を取り繕って、軽い溜め息を吐いた。
 ヘタになんでかんでも頷き彼の自由にさせると、意外と落とし穴がある事を、最近学習したのだ。もっとも自分にとって無茶な行いであれば、それを察した監査官が老人に報告して、暫くの間青年は少年に近づけないくらいの記録の山を押し付けられるのだけれど。
 「構いませんが、何を買いに行くんですか?」
 それでも、なかなか懲りない青年が、少しでも遠く離れないように、ほんの少しだけ気をつけるのは少年の方だ。………きちんと、望み始めている。この人が自分の傍にいて欲しいと。
 傍に、いたいのだと。ちょっとくらいのボケや無茶は許せてしまうくらい、結局は自分はこの人に弱いのだと思うと、なんだか自分を庇ってくれる監査官や老人に申し訳なくなってしまう。
 そうして、それをきっと知っていて、それでもまだ自信が足りていない青年は、少年の承諾の頷きに顔を輝かせている。
 見ている方が恥ずかしくなるくらい、それは幸せそうに溶ける眼差しで、ついそれを見ると少年は居たたまれなさに目を逸らしてしまうのだけれど。
 「ん?……マフラー、さ♪」
 その肩をそっと包んで、逸らされた頬に口吻けながら、青年は少年の疑問に答えた。
 ………………真っ赤になった少年に、その声が聞こえていたかは解らないけれど。

 「マフラー、って言っても、ラビ、一杯持っているんじゃないんですか?」
 青年の行きつけの店の中、歩きながらまだなんとなく熱い気がする頬を擦りながら、少年は今は何も無い青年の首元を見遣った。
 出会った時から、彼は常にマフラーを身に纏っていた。しかも随分とボロボロの、使い込まれたマフラーを。
 おしゃれが好きな青年だ。アクセサリーのようにきっと、色々なマフラーだって揃えているに違いない。それをまた増やすのかと、寒い最中とはいえ、不思議に思えて首を傾げた。
 ………それよりもふと、自分で言っておいて、別の部分に引っ掛かりを覚えた。
 沢山のマフラーと、勝手に仮定していたけれど、考えてみると自分が見た事があるのはあの赤いマフラーだけだ。
 師を探していた旅の中、途中で離れ離れになってしまったけれど、それまでの間もその後も、少年はあの赤いマフラー以外を見た記憶がない。
 それでも身軽でなくてはいけない旅の最中の話だ。もしかしたら替えを持ち歩いていなかっただけなのかもしれない。自分達だって、着替えは基本団服ばかりで、アンダーを数枚持つ程度に留めていたのだから、おかしな話ではなかった。
 そんな少年の思考が読み取れたのか、クスリと笑った青年が軽く首を傾げて答えた。
 「いや?1つだけさ」
 あっさりと言った言葉は、なんとなく予測しながらも自分で否定していた言葉だった。
 …………旅の最中で新しいものに交換していないだけと思っていたけれど、違ったのか。
 思わず目を瞬かせて、意外過ぎるその言葉に驚きを示してしまう。自分なら、面倒臭いしお金もかかると無駄なものは持たないけれど、彼ならその場に捨て置けるものであれば、喜んで手に入れそうだ。
 「へ?じゃあもしかして、いつも使っていた、あの赤いのだけですか?」
 「うん♪他のないさ〜」
 何故か少年の驚いた声に対して、ひどく楽しげに青年は答えた。それに訝しそうな顔を向けて、少年は窘めるように溜め息を落とす。
 「………ちゃんと予備も持たないとダメですよ。だからあんなにボロボロなんですね、あれ。そんなに気に入っているなら、新しいのはまた赤いマフラーにするんですか?」
 旅の最中ならまだ解る。けれど、日常の中でもそうだというのは、少々困る筈だ。
 あの色が気に入っているというなら染め直してもらえばいいし、材質が好きならば同じ素材のものを探せばいい。
 どちらであれ、あんなボロボロになるまで使い込む必要はない筈だ。
 言外に告げるその窘めに、青年はニッと笑った。そうしてそのまま、楽しそうに歌うような声音を綴る。
 「はは、それはあるけど、色は違うかな〜」
 さて、解るかな。………そんな声が聞こえそうな、戯け顔。もっと構ってと尻尾を振る子犬のようなその仕草に、少年は吹き出しそうだった。
 仕方なくそれに乗るように、少年は片眉を持ち上げて首を傾げた。
 「うん?どういう事、ですか?」
 「あれ、初めはね、真っ白だったんさ」
 「………赤いですよ、どう見ても」
 言われ、顔を顰めてしまう。幾度思い返そうと、彼の首に巻かれていたのは、常に赤いマフラーだった。白だった事など一度もない。
 グレーになったというならば、それこそ汚れの蓄積だ。言った時点で捨てさせる。が、赤だ。どんなに頑張っても、埃が赤く変わる事はない。
 またからかわれたのか、それとも何か理由があるのか。見極めるように見上げる銀灰の真っ直ぐさに、青年は嬉しそうに目を細めた。
 「うん、染め直したん。真っ赤な血に、染まっちゃったから」
 覚えているでしょう、と。その声は囁いた。………忘れる筈もない、少年にとっては、つい最近の記憶だ。
 赤い血に染まった、真っ白なマフラー。それを知らない筈がない。もしもそれが自分に関わりがあるというならば、それは過去のあの日以外、ありえない。
 「……………………ラビ、それって……」
 驚き、呆然と呟いた声に、青年は満足げに笑んだ。ちゃんと、解ってくれた。それが嬉しいと、その眼差しが告げる。
 「マナの、血さ。右手、結構ひどい出血だった」
 そっと指差された、今は傷痕もない右腕。あの騒動の際に負った怪我は、イノセンスの結晶化のおかげか、一日程度で回復し、今は痛みすら感じない。
 ………それでも、あれはかなりの重症だったと、自分でも解る。
 もしもイノセンスが反応してくれなかったなら、暫くは右腕を使う事が出来ず、クラウンクラウンも退魔の剣の形態にする事が出来なかった事だろう。
 それは、少年にとっては、ほんのつい最近の、記憶だ。けれど、それは少年にとってであって、この青年にとっては、そんな真新しい記憶の筈がない。
 思い、少年は目を丸めた。もしもそれが事実だというならば、それは一体、どれだけの月日を経たものだというのだ。
 「それ、でも、8年も前……ですよ?」
 零れ落ちた声は、無意識だった。そんな長い間、捨てられる事もなく染め直してまで青年を包み彩っていた、赤。
 それが、自分の血によって成り立っていたなんて、信じるにはあまりに空言じみている。
 「それから、ずっと…………?」
 「記憶なくても、これ捨てんのヤダって喚いちゃった☆」
 戯けた明るい声。きっと、自分が驚きに動けなくなっているから、怖がっているのだ。
 この事実が痛みなのか、受け入れ難い事なのか、判断出来なくて。青年はいつもそんな風にして自分に差し出すものを選び、拒まれないように必死だ。
 そんな事しなくてもいいのにと、苦笑して、小さく息を吸い込んだ。
 痛み、ではないけれど。それでもそんなにも長い間この人を縛っていたのだと思うのは、やはりほんの少し、悲しい。
 捕らえてしまった事、ではなくて。………きっと悲しみ辛い思いをさせただろう自分の彩りが、幼いジュニアを傷つけただろうそれが、悲しいのだ。
 「………ブックマンの呆れ顔が目に浮かびます」
 それでも、小さく笑んで、青年が痛まないように、呆れた溜め息を吐き出してみる。じっと見据える眼差しの中、揺らめきかけた新緑は、それでもなんとか押し留まり、柔和に細まり笑みに染まった。
 それを見てホッとする。…………どうやら彼の中、この事実は悲しみのカテゴリーに陥らずに済んだようだ。
 「はは、殴られた。けど、許してくれたさ、ジジイ」
 「ブックマンは優しいから、本気で捨てられないって言うものくらい、許してくれますよ」
 ぺろりと舌を出して戯ける青年を窘めるように、少年は老人の優しさを告げた。
 あの人が、本気でこの青年が願った事を、足蹴にする筈もない。彼にとってマイナスとなる事ならば容赦しないだろうけれど、それ以外ならば好きにさせるに決っている。
 老人は、存外自身の弟子に、甘いのだ。………それをお互いによく解ってはいないようだけれど。
 「アレンは甘いさ〜。まあ、あながち間違いでもないんだけどね」
 きっとあの老人は、マフラーを捨てたなら自分がこの世を呪うと、解っていたのだ。
 記録の意義も己の使命も、一族への責任も、全て理解し背負っていたそれらを、薙ぎ払い踏みつけ、この世に呪い怨嗟の中、牙を剥くと。
 我ながら、たいした強欲さだ。たかがマフラーの中、彼を一人、閉じ込めている気でいたのだから。
 それに触れるもの全て、許さないと、あの幼い姿でありながら自分は排除……否、駆逐する事を選んでいた。おそらくは、無意識に。
 業が深いと言うべきか、自分をそこまで捕らえたこの少年が悪いと言うべきか。解らないし、言う気もないけれど。
 思い、目移りするように店内をキョロキョロ見回している少年の手を取り、マフラーが並べられている一角に進む。それを不思議そうに見遣る少年の両肩を掴み反転させ、そっと自分の前に立たせた。
 「ほらアレン。選んで、マフラー」
 にっこりと笑んだ先、驚いたように少年の瞳が丸まった。初めからそのつもりで誘ったけれど、きっと解っていないだろうと思った少年は、やはり心底驚いた顔を晒すので、つい青年は吹き出してしまいそうになる。
 それをなんとか飲み込んで、そっと肩に添えた指先に力を込めた。………外で彼に触れられるのは、こんなささやかな面積だけだ。それが少し、寂しい。
 それでも今、この人は傍にいる。失ったわけではなく、掻き消えてしまう幻影でもなく、記憶の中に沈む無意識の傷ですら、ない。
 その上、彼は傍にいたいと、ほんの微か、望んでくれるようになった。
 ゆっくりでいいから、思い知ってくれるといい。自分が注ぐ全てが、彼の中、芽吹くといい。………それら全部、同じなのだと、笑んで頷いてくれるなら、自分はこの先一度だって弛む事なく世界を歩める。
 「へ?ぼ、僕がですか?!」
 無防備な眼差しが幼い声で素っ頓狂な音を出した。その愛らしさに、一瞬抱き締めたい衝動に駆られてしまう。
 なんとか耐えたその波を、小さく飲み込んだ息で蓋をして、青年はコテンと首を傾げさせた。
 「うん。その為に誘ったんさ」
 「ラビが好きなの選べばいいじゃないですか」
 嬉しそうにニコニコ言われても、誰かの為に身につけるものを選ぶような経験、少年にはない。困ったように首を振っても、青年は引かない事を教えるように笑みを深めるばかりだ。
 「アレンのがいい。だって、ずっとあのマフラーだったから」
 囁くくらいに小さな青年の声に、思わず顔を顰めてしまう。
 こんな風に話す時の彼は、何か自分を驚かせるような事を、言うのだ。それは大抵、自分の中、溢れ返ってどうする事も出来なくなるような、そんな情を注ぐ音。
 こんな場所で言われるのは、出来れば避けたい、けれど。
 「………意味が解らないです」
 解らない事をそのままにも出来ない。この人は意外に拗ねやすくて我が侭で、甘えたがりだから、放っておいたらきっと、帰った後でずっと自分に貼り付いて離れてくれなくなってしまう。
 ………そんな場所を老人や監査官に見られたら、居たたまれなさ過ぎる。
 「誰の血か知らない、癖に。ず〜っと俺ってば、その血の持ち主抱き締めるつもりで巻いてたんさ。健気だと思わん?」
 心臓の中、覆い隠し忘れ去っていたのに、それでもそれは無くならなかった。手放したくないと喚いて、掴んで離さなかった、マナの欠片。
 たった一人をもうその時に定め見つけた証のような、彼と繋がる為の、唯一の確かな証拠だ。
 微笑む青年の瞳は、覗き込めば溶けてしまいそうなくらい、優しく甘い。
 それをつい驚きで見遣った視界に収めてしまい、少年は慌てて顔を逸らした。なんて瞳で自分を見るのだろうか、この人は。
 「………自分で言わなければ、そうですね?」
 「アレン、顔真っ赤♪」
 すぐに顔を逸らしたのに、それでも跳ね上がった心臓が頬に色をさしてしまったらしい。
 嬉しそうな声で揶揄する青年を睨んで、少年は不貞腐れたように頬を膨らませた。が、きっとそんな態度さえ、彼を喜ばすだけだ。
 解っているけれど、どうしようもない。
 結局全部、彼を想う自分の心が吐露するものなのだから、隠す事も否定する事も出来る筈がない。もうどうせ、全部バレているのだから。
 「だからさ、アレンが今度は選んで。痛みで、じゃなく。ちゃんと、傍にいる色、選んで?」
 「………………相変わらず、すぐ押し付けますね、あなたは」
 「はは、だから、アレンも押し付けていいさぁ?」
 「茶化さない!まったく。こういうの、選ぶの苦手なのに………」
 ぴしゃりと叱りつける声を上げる癖に、それでもお人好しの少年は、願った事を拒む気はないらしい。困ったように悩み顔で、早速眼下に広がる数々のマフラーを物色し始めた。
 それでも困惑の方が大きいのだろう。眺めていた少年の瞳は、くるくると回るように忙しなく動き回るばかりだ。
 いつだって、この子は一生懸命だ。捧げた全てに、精一杯答えたいと、健気に願ってくれる。
 それが嬉しくて。けれど真っ白なその姿が、また掻き消されそうで。つい、繋ぐ鎖一つ願ってしまう自分の脆弱さに、自嘲の笑みが洩れる。
 本当はマフラーなんて、どうでもいい。
 ただ、何もかも忘れた自分が縋れたように、彼が自分を縛り、自分が彼を繋げる証が欲しかった。
 また血に塗れたマフラーなんて、重く痛ましいもの、願わない。ただ彼が自分を想い選び差し出したものが、欲しかった。それを身に纏い、触れられないこの距離の中、彼を抱き締め………抱き締められたかった。
 思い、一歩離れてマフラーを手にとろうとするその腕を、捕らえてしまう。離れないで、なんて、言うような距離ですらないのに。
 キョトンとした少年の眼差しに、同じように驚きを乗せて目を瞬かせた後、青年は困ったように首を傾げて、戯けた声を紡いだ。
 「決んなかったら、また来ればいいさ。別の店だってあるし。………ゆっくりしよ?」
 格好悪い、今もまだ全然余裕なんてない、自分だ。だから、そんなに急いで決めないでも、いい。もっとずっと長く、選び迷い困る姿を、隣で見せてくれれば、いい。
 マフラーよりもずっと長く、彼が傍にいる方が、いい。
 「……………?ラビ?」
 声の違和感に、少年が不思議そうに目を瞬かせた。
 それに苦笑するように青年が笑う。少し垂れた眉が、ほんの微か、泣き笑いを彩る仕草に似ていた。
 「こういう風にさ。一緒が、やっぱいいさ?」
 囁く声が、少しだけ切なげだ。新緑が微かに揺れていて、きっと過去の日の喪失を思い出していると、思う。
 それに少年は困ったように眉を寄せ、そっと、青年の腕をとる。
 人前で抱き締めない事、当然、それ以上だってしない事。それはすぐに懐く彼に、即約束させた決め事だ。
 律儀な彼はきちんとそれを守ってくれて、外で触れ合うのは、この指先だけ。
 青年は首を傾げ、目を瞬かせ、己の腕をとる少年の、真っ白な右手と手袋に覆われた左手を見つめた。細くしなやかな腕へと繋がる手首を辿り、肩を経て、少年の顎に到達すると、不意のその唇を隠す邪魔な異物を視線が捕らえた。
 なんて邪魔な指先だろう。節くれ立ってごつい、男の指。少年の綺麗な爪が包むのも、腹立たしい。
 そこまで考え、気付く。…………己の指先に感じる、優しくあたたかな吐息。
 「……………へっ?!」
 すっかり思考が止まった青年が、間抜けな声を洩らす。それも聞かないふりをして、まるで祝福を与える聖職者のように、厳かに少年はその指先に口吻けたまま、祈りの言葉を口にした。
 その綴りを脳内に浮かべる事も出来ない青年は、不意に与えられた優しさに、戸惑うように鼓動を跳ねさせた。
 見上げるまでもなく青年の顔は赤い事だろう。きっと、自分だって赤い。
 それでも、マフラーのような、寂しい束縛の赤よりも、愛おしみ慈しむ、この赤の方がずっといい。

 彼の中、携え続けた色が、悲しみを想起するものでありませんように。

 自分が与えた傷が、少しでも優しく彼を癒し包みますように。

 

 …………願うには傲慢な祈りを、それでも優しい指先に、囁いた。








エピローグ3

 

 消化し忘れていた、マフラーのお話でした!
 きっとアレンが選ぶのは、また赤いマフラーだと思いますよ。
 ずっと携えていた赤が、悲しみに繋がらないように。
 厭うものに変わらないように。
 同じ色を、別の意味と祝福で、すり替えたいな、と。
 多分、選ぶと思います。

 これはエピローグ以降の二人なので、100%出来上がってますよ。
 でもまあ、うん、こんな感じ。多分ずっとこんな。

 そしてこの連載は、アレンが14番目とエクソシストに宣言され、次の神田と任務に出るまでの10日間のお話として作ったものなので。
 ………かなりのフルスピードなお話だったんだなぁ、とか。今更ながらに思いました。
 こんな濃密な一週間程度の時間、ヤダな…………(オイ)

11.3.6