それじゃあまたねと別れた後
君にはすこし大きい気がする
見慣れた鞄を揺らしながら
小さくなる君を見つめていた
よほどの事がなければ
こんな風にずっと見送らないよね
そう僕らは友達 少なくとも
君は僕のことをそう思っている

振り返らないことを願うけど
一度も振り返ったことなんてない
君の後ろ姿を見送っている
疑いようもないくらい片思いだ
まるで立てかけたほうきみたいに
壁にもたれかかりながら ただ
君の後ろ姿を見送るときだけ
嘘をついていな僕でいられる

乾いた風が運んできた
遠くの無邪気な子供の笑い声
初めて恋したあの頃とよく似た
ぎこちない夕暮れだ
笑ってくれる事が嬉しすぎて
馬鹿なことをしたり話している
一緒に笑ってる間に恋していることも
忘れてしまえるならどんなにいいのに

失うことよりも たった一言で
傷つけてしまうかもしれないのが
ただ怖くて 夢の中の
君にさえ好きだとは言えずにいる

君の後ろ姿を見送るときだけ
君に恋してる 僕でいられる

 

槇.原.敬.之『君の後ろ姿』




君の後ろ姿



 そろそろ夕飯の準備を始めなくてはいけない時間になった。青年は時計を見ながらそれを確認し、まだそれに気付いていない少年に目を向ける。
 なんと声を掛ければここで食事をしていくだろう。………時間は平気かとか、そんな言葉は逆効果だ。そもそも少年に時間の制約はないのだ。わざわざ聞く意味はない。
 ならばもう、初めから決定事項として問えばいいかと、青年は気軽な声音で少年に顔を向けた。
 「アレーン、飯食ってくだろ?」
 「あ、お邪魔じゃなければ。いいですか、ブックマン」
 唐突な青年の問い掛けは、既にそのつもりだというように立ち上がりながら言われた。一瞬戸惑いを見せた少年は、それでもすぐに頷きながら室内に視線を泳がせた。
 家主の許可なく頷くわけにはいかないと、少年は本を片手にこちらを見遣る老人に問いかけた。
 「かわまん。ラビの料理よりおぬしの方がよかろう」
 それに頷き、老人はちらりと孫を見ながら答えた。そんな老人の解答に少年は納得するかのように破顔した。
 「あはは、ラビは大雑把ですからね」
 笑う少年にフォローもしてもらえなかった青年は、こんな時ばかり…ではなく、常に余計な事を言う祖父を睨み付けた。
 「文句言うなら自分で作るさ、ジジイ!」
 呆れた溜め息と共に扱き下ろされた青年が、老人に噛みつくように言い返した。が、そんなものはどこ吹く風と老人は既に本を手に意識を逸らしてしまっている。
 こうなったら彼自身にその気がない限り、何を言ってもしても気付いてもらえない。
 「ほら、ラビ、台所行きましょう?どのみち僕達じゃ、ブックマンの足元にも及びませんよ」
 それを知っている少年は唸る青年の背中を押しながら台所へと足を向けた。その促しには逆らわず、青年は背中に触れる少年の指先につい意識を集中させてしまいながらも、不自然でないように歩き始めた。
 「ったく、味にうるさいジジイなんさ」
 「ラビはなんでもよく食べてくれますよね」
 「アレンの飯、好きなんさ♪」
 いつものように台所までの短い道のりを、じゃれるように話し合いながら進む。………そんな他愛もない時間か青年は好きだった。
 もう機嫌を直して笑う青年に、少年はつられるように仄かに笑った。その柔らかさは今から強制的に食事を作る手伝いをさせられるのに、まったく不満を持ち合わせていない。それに青年は苦笑する。
 ………出会った頃から一通り家の事は出来る子供だった。それはきっと彼が育った孤児院の意向だったのだろう。
 たとえ引き取り手がいなくても困らないように。引き取り手が現れたならコミュニケーションのきっかけになるように。生きる中では避けられない日々の雑務を教え、子供達の財産にした。
 少なくともそれがとても正しく活用された少年は、楽しげに笑った。辿り着いた台所の中、昼食の時に用意しておいたチキンライスが冷蔵庫にあった。あとはそれを卵で包む事と、添え物とサラダを用意するくらいだ。
 スープは粉末があるしと考えながら青年がそれらを取り出すと、心得たように少年が受け取った。
 「ははは、誰かが作った料理が一番ってヤツですね」
 ………大雑把な青年は、オムライスを包む事が苦手だ。どうしても破れてボロボロにしてしまうので、初めから諦めてチキンライスを盛った上に卵焼きを乗せる事にしてしまっている。そしてその度に老人に溜め息を吐かれると、むくれて言っていた事を思い出して、少年はクスリと小さく笑ってしまった。
 「それもあるかも。アレンが毎日作ってくれればいいのにな」
 楽しげに笑う少年の答えに乗るように、何て事はない流れの中、こっそりと自分の希望を滲ませて青年が呟く。
 それに少年はシャカシャカと溶き卵を作りながら笑った。
 「楽しそうですね、それも」
 嬉しそうな声と仄かな笑み。どこか微睡みの中の笑みにも似た穏やかさに、青年はどきりとしながらそっと少年を窺い見た。
 「………本当に来る?」
 この手の話題の時に見せる寂しげな苦笑がない事に、微かな希望を見出だして青年が問いかけた。
 学校も違ければ終わる時間も違う中学生と高校生だ。何か約束がなければ繋がりなど無くなってしまう。
 今は祖父にものを教わる為に行き来があるけれど、それとていつ無くなるか解らない。
 どんな事でも約束が欲しくて見遣った先の少年は、またいつものように少し寂しげに微笑んで困ったように首を傾げた。
 「いいえ?」
 ふわりと笑んだその唇も告げた言葉も、どこか少し、物悲しい。
 ………それはどこか自身の返事を間違えたと言うような雰囲気があって、青年は眉を顰めさせる。
 「飯くらい一緒でもいいんに」
 怒ったのではなく、寂しくて拗ねたのだと、続く声が少年に教えた。
 むくれた幼い物言いに、少年はクスリと笑んでフライパンに溶き卵を落とした。ジュッと微かな音がする。だし巻き玉子の時に似た音に、うまく温度を見られたと少年の唇が満足そうに笑った。
 そうしてそのまま、その唇は窘めるような響きで音を綴る。
 「そういう事は、家計を支えるようになったら言うものですよ」
 「うん?」
 唐突な言葉に、少年の隣でレタスを千切っていた青年は首を傾げた。………自分はもしや、無自覚にもプロポーズでもしてしまっただろうか。それ自体はいいとしても、するならもっと彼の記憶の中、永遠に真っ先に思い浮かべられるくらい、感動的に与えたかった。
 惜しいミスだと瞬かせた眼差しで少年を見遣れば、彼は何事もないかのように卵の上にチキンライスを乗せていた。……どうやら自分一人勝手に盛り上がってしまっていたらしい。
 「まだ子供で、養われている人間が勝手に決めていい話じゃありません」
 続く少年の声に、そっちの意味かと、子供が気にするような事ではない部分まで見つめてしまう相手に胸中溜め息を吐いた。
 彼の家庭環境と、現在の暮らしとがそれを培っている事は知っているけれど、少しくらいは甘えて頼ってもバチは当たらない筈だ。
 「……ジジイも文句ないと思うさ?」
 そう教えるように尖らせた唇で青年はわざて幼く言い募ってみせた。
 彼より年上の自分でも我が儘を言うのだと知れば、少しは彼の中の遠慮がなくなるだろうか。なかなか根深いそれは、出会った頃からさした変化は見せないのだけれど。
 「親しさと甘えは別物です。優しいからって頼りきりじゃ、僕が駄目になります」
 思った通りの自制の言葉に、青年はバリッとレタスを千切って溜め息を飲み込んだ。
 「アレンはもっと甘えていいと思うさー」
 ぼやく青年の声に少年は眉を垂らして笑い、カンッとフライパンを菜箸で叩いた。
 意識をそちらに向けさせる音に、つい思い通り青年は視線を向ける。フライパンの中には皿に返されるのを待つオムライスがたたずんでいた。
 「十分甘えてますよ。……ラビ、お皿出して下さい」
 フライパンを返しながら、少年はオムライスを綺麗に包み込んだ。卵をたっぷり使って、綺麗な黄色が残るように焼き色に気を付けたそれは、とても美味しそうに皿の上に乗せられた。
 「ん、……アレンの十分は俺の半分以下さ」
 美味しそうな香りに満足そうに頷きながら、青年も仕上げたサラダをトレイに乗せる。付け合わせに鶏肉のグリルを付けるのは2人分。老人の分は量も若干少なめだ。
 既にそんなところも把握して、言われなくても考慮してくれる少年は、それでもなかなかこちらの誘いに頷かなかった。もっと沢山甘えて欲しいし、我が侭だって行ってもらいたい。それはきっと、彼に恋慕を寄せる自分の欲目ではなく、彼に関わり彼を知る人達の、共通の祈りだ。
 それなのに、不意に彼は少し寂しげに眉を垂らして、自分の言葉に首を振ってみせた。………憂いを秘めたその表情は初めて見るもので、青年は微かに息を飲んでしまう。
 「そんな事はないですよ。………ブックマンは気付いていそうですし」
 「?ジジイになんか、駄々捏ねた?」
 そしてそれを拒まれたのだろうか。……可能性としてはひどく低い、あり得ないレベルの想定だ。
 案の定少年はそれに首を振り、寂しげな眉を苦笑のものにすり替えてしまう。
 「そうじゃないですけど、似たものかもしれないです。…よし、ラビ、運びますよ」
 話は終わりと、出来上がった夕飯を手に、少年はスタスタと居間に向かってしまう。
 ………その背中を追いかけるように皿を持って続き、青年は小さくつまらなそうに呟いた。
 「ちぇー、またはぐらかされた」
 少年には聞こえないように計算した声は、きちんと足音と襖の音に邪魔されて掻き消された。いっそ聞こえてくれれば、いいのか。………それすら今はまだ、青年にも解らなかった。

 食事も終わり、少年はいつものように遅くなる前に暇を告げた。
 今日こそ泊まっていくかと思っていた青年は、一緒に見ていたテレビと少年を思わず見比べてしまう。
 あからさまに引き留めたがる青年の眼差しに、老人は呆れたように嘆息して、礼儀正しくお辞儀をしている少年と挨拶を交わした。
 玄関まで送りながら、青年はまだ不満そうに眉を顰めている。
 「………泊まってかんの?」
 解っている解答を、それでも確認するように呟いた青年の声は、少し幼く響いた。
 それに苦笑して少年は頷いた。
 「泊まる距離じゃないですよ」
 近所も近所、すぐそこに少年の家はある。泊まらなければ困るような距離でも時間でもなかった。
 それを解っている青年は、溜め息を落としたいのをなんとか隠して少年にもう一度誘いの声をかけた。
 「いいじゃん。たまには夜中まで駄弁るのも」
 乗り気ではない少年に、いつもの事とはいえ、つまらなそうに青年は唇を尖らせた。
 …………なんだかんだと彼は、なかなかこの家に長居しなくなった。
 一人きりの家は寂しいだろうに、そんな不満も不安も見せる事なく微笑むのだ。
 なんだかそれを見ていると、このまま家を行き来する事さえなくなっていくのではないかと、つい不安が過る。
 学生にとって三歳差は、なかなか同じ時間を過ごす事が出来ない差だ。努力が必要なのは人との関わりの中当たり前としても、片方でもその気を無くせばあっさり縁が途絶える事が怖い。
 「それはまた今度。僕、宿題やらなきゃいけませんから」
 やんわりと首を振る少年に厭う色は見えない。
 ………それでも確実に距離がある。幼い子供ではないのだから当然の事が、時折青年にとってひどく物悲しくなった。
 「手伝ってやるのに」
 不満そうについ零れた声に、少年は先程のような窘めの瞳を瞬かせた。
 「解らなければお願いしたいですけど、今日のは大丈夫です。ありがとうございます」
 会釈付きで言われれば、それ以上は何を言っても無駄だ。この子は存外頑固で意固地だ。下手につつけば機嫌を損ねてしまう短気さもある。
 微妙なそのラインを見極め、青年は軽く息を吐いて苦笑し、頷いた。今日は諦めるしかないようだ。
 「ちゃんとまっすぐ帰るさ?」
 「……ラビ、僕もう中二ですよ?」
 なかなか真剣な顔をして言う青年に、いつもの事ながら少年は胸中でつい笑ってしまう。
 これでコンビニに行ってから、何て言えば、きっと理由をつけて送ってくれるのだ。むしろ事実として過去にあった扱いだ。
 いくら年下とはいえ自分は男で、しかも空手を習ったお陰でそれなりに手練れだ。そうひけをとる相手などいない。
 そうだというのに、青年は顔を叱るように真面目にして、そんな風に答える少年の額を指先で弾きながら、窘めの声を紡いだ。
 「暗いから心配なの」
 昔から可愛かった少年は、それを厳つくする事なく愛らしくすらりと成長してしまった。
 服装を中性的なものにしたなら、きっと性別に悩まれる事だろう。………当人が気にしている事なので、敢えて青年はそこまで言及はしなかったけれど。
 そんな青年に、少年は苦笑しながらこの玄関からでさえ覗ける自分の家の塀を見遣った。
 この距離で心配なんて、将来きっと青年は過保護で心配性の親バカになるに違いない。……自分は存在出来ないその未来の図に、ほんの微か、少年の瞳が揺れた。
 ………それを飲み込み、少年はいつも通り苦笑した。
 「ほとんど目の前なのに、ラビは昔から心配症ですね」
 からかうように言いながら、それでも受け入れた声が響く。
 過去に幾度か心配を掛けたのは事実なので、少年もその気遣いを邪険にした事はない。ただほんの少し、男としてのプライドが揺れるのは事実なので、つい困ったような顔をしてしまう。
 それは解る青年も苦笑して、腕を伸ばすと少し乱暴に少年の髪をかきまぜた。いつの頃か定着した、バイバイの代わりの仕草だ。
 「じゃあ、気ぃつけてな」
 「はい、今日はごちそうさまでした。お休みなさい、ラビ」
 そうしてじゃれつく青年の指先を、少年が嬉しそうにあしらうのも、いつもの事だ。
 ……………照れ臭そうに、それでも彼はそうされる事が好きだ。
 甘える事が苦手でも、甘やかす腕を嫌うわけではない。それはどこかこの寂しい子の生い立ちに由来する癖だ。
 早くそんなものなくなり、好きなだけ甘えてくれればいいのに。
 …………どんな関係性であっても難しそうな事を、いつも願ってしまう。
 「ん、おやすみ」
 それでも全部飲み込んで、笑いかけて手を振るのはいつもの光景だ。
 少年も笑って手を振り、ドアが閉められる。数歩分の足音を聞いたあと、青年はそっと階段に向かった。
 二階の自室から窓を覗けば、丁度少年の家の玄関が覗ける。
 その中に入り込む小さな影。そうして灯る、真っ暗な家の中の明かり。
 …………それを見つめるのはもう、この数年の癖だった。
 最愛の養父を突然亡くした少年は、帰らぬ父を待ち続けて眠らなくなった。ボロボロになっていく様は、見ていて痛ましいなどという言葉では括れない程だった。
 眠りの中で捨てられ、今度は眠りの中で喪った。少年にとって眠りというものは嫌悪すべき行為にすらなった事だろう。
 ………それ、でも。そっと睫毛を伏せて、青年は気丈ともいえる少年の笑みを思う。
 少年はまた、立ち上がった。ちっぽけな機械の中の、自分達の子守唄。そんなものを抱き締めて、また立ち上がったのだ。
 それはいなくなった養父がただ一人抱き締め守っていたものだ。……思い、その偉大さを痛感する。
 この腕だけでは支える事も出来なかった。守る事など到底出来ず、ただ傍にいる以外何も成せない無力感に憤りさえ感じた。
 いっそその肩を掴んで、自分が傍にいるのだと詰りたかった。………そんな身勝手、考える余裕もなかったけれど。
 思い、小さく溜め息を落とす。
 ……………明かりの灯った家。彼独りの、寂しい家。
 そこに帰るのではなく、この家にもっといればいいのに。繰り返し誘っても彼は首を縦にはしない。元々遠慮深かったけれど、最近はよりいっそうだ。
 イベント事で誘っても空振りばかりで、流石にいい加減凹みそうだ。
 だからといって強引にもなれない。そんな事をして自分の抱える想いがバレたらどうなるのか。……考えただけでも恐ろしかった。
 見つめた窓はカーテンが引かれ、ただ明かりだけを瞳に写す。影すら見えないその明かりが、思いの違いに感じられて、青年は自嘲気味に唇を歪めた。
 「……なんつーか、俺ってばヘタレさぁー」
 こんな風に離れた場所で見守るしか出来ない、なんて。ずっと、出会ったその日からずっと、この腕は彼の為にあるのに。
 その頃とは違う、告げられない思いに染まってしまった今は、それをどう差し出せばいいかさえ、いつも迷う。
 ………いっそ抱き締めてこの思いを彼の耳に直に注げたらと、思わないわけではない。
 それでも一歩を踏み出すのは怖い。あんなにも純然とした眼差しを向ける子に、この欲を押し付けるなんて躊躇わないわけがない。
 きっと、その裏切りに傷付く事だろう。悲しみ、嫌悪するだろうか。……また、悲しみの淵で涙すら果てる程に慟哭するだろうか。
 …………思い馳せる姿はいつだって否定的だ。
 どれ程その細い身体を抱き締め、この腕の中に閉じ込めたいと願っただろう。口吻け、肌に触れ、同じ時間を共に過ごし生きる事を望んだだろう。
 それでも身動きなどとれないのだと、青年は小さく息を吐き出して遣る瀬無く窓の外を見つめた。
 ぽつりと灯った明かり。彼がそこで生きている証。
 …………それをこんなにも愛おしく見つめる事さえ、彼への裏切りでない事を祈る。
 あの子が泣くような事、したくはない。守りたいと思った。笑わせたいと思った。悲しみなどもう二度と触れさせたくないと、これ程までに祈っているのに。
 ………自分のこの思いは、少年を傷付けるだけだろう現実が、悲しかった。

 一緒に食事をして。
 バカな話で笑い合って。

 ………そんな時間だけで満たされる思いだったなら、どんなに。

 

 ぎゅっと唇を噛み締めて、吐き出しかけた醜さを飲み込む。

 

 ただ愛しいのだと言えたなら、よかったのに…………

 








 地味に増えてきました、歌からのインスピレーション。
 あと数作まだあるよ、書きたいヤツが。のんびりいこう………。
『失うことよりも たった一言で
傷つけてしまうかもしれないのが
ただ怖くて 夢の中の
君にさえ好きだとは言えずにいる』
 の部分が「子守唄を唄う人」のラビだよな………とか。
 この子は多分どのシリーズよりも一番、アレンに泣かれるのが駄目な子ですよー。いい子なのかどうかは別にしてね(笑)←ピクシブ掲載の各おまけ参照。

11.4.29