柴田亜美作品

逆転裁判

NARUTO

突発。
(1作品限り)

オリジナル
(シスターシリーズ)

オリジナル



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それは近くて遠い記憶
出会ったばかりで
まだ何も知らなくて

でも、

その人が大切だという事だけ、知っていた
狭くて小さな
何も無いちっぽけな自分の世界の中
その人だけが色彩を帯びて存在する


まだ、世界が彼だけだった頃の事





あなたのために



 空を見上げて、不思議な気分に襲われる。
 今まで空を見上げても、見えるのは青だけで、雲は眼下に広がっていた。太陽や月は存在したけれど、それらはあまり存在感は無くて、ただそこにある青と同じ程度のものだった。
 暑さよりも寒さが多く、重ね着した洋服達はどんどんと華美を誇り、あの世界の中では誰もが着飾る事に心血注ぐかのように当たり前の事だった。
 そうした事に興味を示さなかったのも、多分爪弾きにされた原因のひとつなのだろう。せめて見目でもよければ、そう邪険にされる事も無かったのかも知れない。
 とはいえ、それらは全てこの新しい世界の中に来てから感じる事で、あの世界にいる限りは決して解る事の無い考えだろう。
 ぼんやりと見上げた空が少しだけ歪み、目を瞬かせながら遠い場所、近過ぎる記憶を検索していた。
 そんな物思いに沈んでいれば、不意に風が柔らかく吹きかけた。それはよく知った気配だ。否、ここ最近で知った気配だ。
 「とらちん?」
 柔らかく響く音に振り返る。下界に落とされた自分に、なんの面識も無い小汚かった自分に、何一つ見返りを求めもしないで助けるために腕を伸ばした人。
 初めて知った優しくて温かな、大好きな気配に、普段はあまり動かない表情が少しだけ笑みを象った気がした。………多分、それはささやか過ぎて誰にも気付かれないレベルだっただろうけれど。
 それでも彼は笑みを絶やさずに近づいて、その手に持っていたものを見せてくれた。
 「ほらほら、凄い大量だろ?とらちん一杯食べるから、すっごく頑張ったんだぜ。焼いた方がいいなら、火、起こそうか?」
 たったっと軽やかな足音で近づき、小さな自分と目を合わせるようにしゃがんだ彼は、誇らしげで楽しそうだった。
 彼の両手に抱え切れないくらいの魚は、多分そのほとんどを自分用にと捕らえてくれた彼の戦利品だろう。まだ下界に慣れていない自分を、彼は当たり前のように世話を焼いて面倒を見てくれる。
 そうして、ひとつずつ疑問に答えてくれる。それは時に陳腐な程おかしな解答だけれど、必死に考えて出した答えは、どれもやわらかく心に響く。
 この世界はまだまだ未知だ。幼く小さな自分では、多分、ひとつの国すら見切れない程に広い。
 ここに慣れるのがまず先だと、何を知っているわけでもない筈なのに、自分が感じた事をそのまま口にして、こんな風に顔を出しては色々な事を教え、与えてくれた。
 「ヨシヨシの好きな方でいい。俺はどっちでも好きだ」
 彼から教わり流暢に流れる事を知った言葉が口から零れる。今もまだ言葉を口にする事には慣れないけれど、彼は自分が喋ると嬉しそうだった。だからか、彼の声には自然と答える音が零されてしまう。
 「そ?じゃあ今日は焼こうか。昨日は生だったしな!」
 味を変えて好みを知っていこうと、まるでそういうかのように彼は幼く笑い、手にしていた魚の入った桶を地面に置いて、………何故かまた立ち上がった。
 どうしたのかと首を傾げると、思い出したように彼が口を開いた。
 「薪がさ、そろそろ切れかけてっから。この量焼くには足りないかもだし、魚に刺す串を探すついでにちょっと集めてくるな」
 季節は夏で、火を必要とする事もあまり無い。そのせいで薪の備蓄を怠ったと白状するように舌を出して困り顔の彼は、また軽やかな足取りで地面を蹴った。
 その背中を追うように、立ち上がる。まだ彼の半分も無い背丈では、彼程柔らかく軽やかに走れない。
 けれど、その分を補うように力は強く、足に込めた脚力は彼との距離をあっさりと縮めた。
 それに目を瞬かせ、彼は小さな自分を見下ろした。どうしたのかと問う眼差しに、真っ直ぐ返した視線のまま、言葉を次いだ。
 「なら、俺も行く。ヨシヨシだけで行く事、無いだろ?」
 山を歩く事だって、生活に必要なものを探す事だって、実学が一番だ。置いていかないでと素直に言えない口は、それを代弁するように彼の着物の裾を掴んだ指先で語った。
 それに気付いたのかどうか解らないけれど、彼は嬉しそうに目を細めて笑って、山へと導くために手を繋ぎ、前を歩んでいった。


 山の中は暑さも盛りだ。茂みも多く、湿気が濃い。
 上空高くで暮らしていた自分には、こうした暑さや湿気は初めて体験するもので、興味深いのと同時に、どうにも対処のしようがなくて鬱陶しくもあった。
 四季というものがここにはある事を教えてくれた彼は、暑さも寒さも苦手だといっていた。多分自分も暑さは苦手なのだろうと、思う。ここ最近は空を見上げると景色が歪む事が多いし、身体が怠かった。
 暑い時期はそうなるのだと言っていた彼の症状と酷似していて、多分それなら自分も暑さに弱い性質なのだろう。まだ四季というもの全てを経験していない身では、それがどうなのかもよく解らないのが現状だけれど。
 それでも暑さに弱いという彼はそれに慣れているからか、暑いとへばるような声で言いはしても、実際の動きはそこまで消耗されたものではなく、何より彼は、涼しい場所を探す事が得意で、暑い最中でも柔らかな風の吹く場所をいつの間にか見つけて教えてくれる。
 今も、そうで。…………空を見上げながら、その不思議さに首を傾げた。
 確か、自分は彼と一緒に山に入り、湿気の濃いその中で、枯れ木を探していた。灼熱の暑さに照り返された場所に落ちた枝は、確かに薪に出来る程カラカラに乾いていて、触ると皮膚の薄い人間ならば火傷でもしそうな熱を帯びている。
 こんなものを使って暮らすのだから苦労が多いのだろうと、空へと伸びる木を使った不思議な道具を集めていた。
 ………いた、筈だ。
 まだ休憩ではなくて、そもそも薪を集めたら休憩するのではなく、食事が待っている筈だ。何故自分は今、こんな風に彼に教わった涼しい風の吹く場所で、横になって空を眺めているのだろうか。
 疑問に顔を顰めると、頭痛が起こる。なんだろうと患部を触ろうとした腕は、けれど動かなかった。
 目を瞬かせてみれば、空は相変わらず歪むように暑い。
 「あら。起きた?」
 訳が解らないと無意識に彼を呼ぶ超音波を発しそうになった瞬間、近くから声が聞こえた。音は彼よりも随分高く、女性のものだとすぐに知れる。
 顔を向けるのが精一杯で、歪む視界が気持ち悪かった。普段からキツい自分の眼差しは、より一層の凶暴さを秘めた凶悪なものになっていた事だろう。
 そんな事を思いながら見遣った先に映ったのは、涼やかな単衣を身に纏う女性だった。
 「まだ暑いでしょ。いま吉田が魚とスイカ取り替えにいっているから、ちょっと休んでなさいな」
 「…………?」
 「ああ、訳解らないって?とらちん、倒れたのよ。熱中症かしらね」
 睨む眼差しに乗った疑問に気付いた聡いその人は、恐怖も抱かずに楽しそうな口調でそう言った。
 「水、飲めるならあるわよ。いる?」
 怖がらない女性を訝しむ気持ちはあれど、喉が渇いている事は確かだった。
 たとえ毒が盛られていても、多分下界の毒物程度ならばなんとか中和出来るだろう。そう考えながら、小さく頷いた。
 苦笑するような仕草で近づいた女性の顔を見て、自分の疑念が読み取られている事を知る。その上で、彼女が気にもしないで差し出した水は、信じられない程冷たくて喉を冷やし火照った身体を驚かせた。
 あまりの驚きに小さく咽せると、慌てた彼女が優しく抱き上げ、背中を摩ってくれる。彼と同じ、優しい指先の動きだ。
 「ごめんごめん!私さ、雪女と人の(あい)の子だから、たまに冷やし加減間違えちゃうのよ。ぬるいよりいいかと思ったんだけど、キツかったよね」
 そういって、恐らくは常温で置かれているのだろう水を招き寄せ、彼女は別の器に二つを混ぜ合わせて、もう一度口元に寄せてくれる。それを飲み込み、疑問を問うように眼差しを向けた。
 「ヨシヨシならすぐ来るよ。あんたの話は聞いてたからさ、担ぎ込まれた時にすぐに事情は飲み込めてるわ。おかげであたしまでアイツの事、ヨシヨシって呼ぶ癖ついちゃったくらいだもん」
 楽しげな音がそんな言葉を紡ぎ、水の無くなった器にもう一杯、飲み易く混ぜ合わせた水を注いだ。
 「ヨシ、ヨ……シ?」
 問う声は、我ながら呆れる程頼りない。今更ながらに今の自分が、全面的に彼に頼り切っている事を思い知らされる程だ。
 それは激しい羞恥と、どうしようもない程の憧憬とが混じって、胸中を渦巻いた。
 ずっとずっと、あの寒い空の上の国で、もとずっと寒い生き物に囲まれて生きてきたのだ。あんなにも暖かい生き物に触れられて、それを求めない筈も無い。
 「…………熱中症だからね、スイカと塩、貰ってくるってさ。別に塩だけでもいいけど、魚よりは食べ易いだろうからって、泣きながら走っていったわよ、アイツ」
 「………な、く……?」
 そういえば彼はひどく感情豊かで、突然拾った自分を捨てずに守ってくれる程優しい。下界の生き物はよく知らないけれど、化け猫である彼は妖怪で、それ故に悪行こそが善行という生来の気質を持っている筈だと、ふと思い出す。
 あまりにも彼は優しくて、どこか人間じみた柔らかさと脆さがある。自然摂理に乗っ取った弱肉強食を忘れてしまう甘さがある。
 「泣くわよ、アイツそういうの駄目だから。情が深いっていうか……うん、妖怪としちゃ、駄目なんだけど、優しいのよ」
 「だ、め?なんで?」
 「アンタも知ってんじゃない?……アイツ、アンタが泣いていたから、来たんでしょ?」
 妖怪はそんな真似はしないのだと、穏やかな声は呟いた。決してそれは非難でもなく冷たく切り捨てるものでもなく、事実を知り語るだけの音。
 「アイツは私と違って生粋の妖怪で、人間を誑かす化け猫よ。でも、そこいらの人間よりも優しくって、あったかいの」
 柔らかくなった音が、当たり前過ぎる事実を口にする。それは、そうであったが故に今ここに自分がいる、そんな当然の事実。
 「………………知ってる」
 無意識に叫んでいた音を、見知らぬ彼が受け止めて、聞かなかった事にする事も無く、駆けて来てくれた。自分のために怪我をして、それでも自分を責めもしないで、こうしてずっと一緒にいてくれて、世話を焼いてくれる。
 生まれて初めて知った、優しくて暖かい腕だ。それは違えようもなく全ての生き物が感じる事だろう。
 その呟きを聞きながら、彼女は一瞬だけ、眉を顰めた。責めるのではない、どこか痛みを知るような、自分に気付かれないように隠してしまった、一瞬だけの、歪み。
 「だから、妖怪としちゃ、駄目なのよ。よくひどい言われようで責められてもいるわよ。まあ同じくらい、味方もいるけどね」
 あたしみたいにと、彼女は誇らしげに言った。嬉しげな笑みが、彼女の立場も少しだけ感じ取らせる。
 間の子は、どの世界にいても属し切れない。自分も妾の家に生まれた、白ではなく金の虎だったから、疎まれ排除された。
 そこまでの事が無かろうと、彼女に辛い事が無かったなど、言える筈も無い。
 それでもこの人は、笑うのだろう。強かに鮮やかに、潔い程に眩く。彼と同じように、まるでこの世界を愛おしいと告げるように、汚濁すら知った上で、笑うのだ。
 それはひどく優しい。美しく透き通る、喉を湿らせた混ぜ合わされたあの水のように。棘立つ二種が混じり合い、柔らかく癒す甘露だ。
 知らず浮かんだ涙は、なんのためか解らない。解らないけれど、胸が膨れる程満たされる。それが感情という名の心故だなどまだ知らず、喚きたい唇を必死になって噛んだ。
 そんな時、外から音が響いた。柔らかく地面を蹴る、かなりの脚力を思わせる素早い足音。それは一瞬で間近までやって来て、駆けつけた足音と同じ程の早さで叫んでいた。
 「井上ー!!!塩でスイカ、凍らせて!!!!!」
 「落ち着きなさいよ、ヨシヨシ。とらちん驚いてるわよ」
 「え?!起きた?!目、開いた?!元気?!?!」
 「だから落ち着きなさいって。しゃべれるし、意識も意外としっかりしているわよ。スイカ冷やしてあげるから、それと塩摂ってここで暫く休めば平気なんじゃないかな」
 あまりに早い口調で聞き取りづらい彼の言葉を、けれど難なく聞き取ったらしい彼女はのんびりと答えた。
 それを聞き、彼は目を瞬かせて、そのままぺたんと座り込んでしまう。手に持つ大きなスイカと、塩が入っているのだろう麻の袋はしっかりと掴んだまま、けれど脱力したように首が項垂れている。
 「よかった……、本っ当によかった………!俺、自分が平気だからすっかり忘れてて、そうだよな、山だって高いと涼しいし、そこより上に住んでいたんだから、とらちん暑いの知らないよな」
 事前に解る事なのに自分が馬鹿だったからと、彼は本気で悔やんでいるのだろう。自分の知らない事を知る事がどれだけ難しいか彼は知らず、知ろうとする意志の尊さすら、知らない。
 ただ目の前の生き物が苦しむ事が辛いと、当たり前に思える清浄な意志を彼は携え、幾度傷つけられてもそれを絶やさず与えてくれるだけだ。
 「………ヨシヨシ?」
 そんなにも気に止まないでと言いたくて呼びかければ、パッと彼の顔が持ち上がった。
 真っ赤になった顔は、彼の方こそが熱中症というものになったようだ。この暑い中、ずっとあんな無茶な走り方をしていたのだろうか。
 そうして自分と目が合った彼は、唇を戦慄かせ眉を垂らし、大きな目に一杯の涙を溜めて、足音も無いまま歩み寄り、大きなスイカを抱えたまま隣にしゃがみ込んだ。
 「ごめんな、とらちん。キツかっただろ?気付けないで、ごめん」
 恥も外聞も知らないというように、彼はぼたぼたと大粒の涙を零してそう呟いて、それから恐らくは自身が年長者である事を思い出したのだろう、先程の自分と同じように唇を噛み締めるような変な顔をして涙を耐えようとして、失敗してまた沢山の涙を落とした。
 何をそんなに彼が悲しむ事があるのか、自分には解らない。解らないけれど、彼の言葉や行動はいつだって胸を温めるのが不思議だ。
 トン、と。彼の額が腹の上に落ちてきた。重くないように押し付けないで縋る事を耐えている、自分よりも大きな頭。しっとりと汗に濡れていて、熱を持っていて、彼がどれだけ頑張っていたのかが語られずとも十分に告げられた。
 自分を支えてくれていた彼女にもそれは解ったのだろう。ひんやりとした冷気が辺りに沸き起こり、彼女がハーフの雪女であると言っていた事に感謝してしまう。
 自分では彼を冷やせない。初めて出会ったあの日のように、泣いてその腕に縋っても、こんな暑い日には彼にだって負担だろう。
 それでも自分は他にどうすればいいかも知らず、彼と同じように涙をたたえた瞳のまま、そっと怠い腕を持ち上げた。
 「俺は……平気。泣かないで。俺も、悲しくなる」
 汗に濡れた髪を掻き混ぜるように、初めて会った日に彼が自分に与えてくれたように、その髪を撫でた。
 力の入らない小さな腕では、到底あの時の心地よさなど与えられないだろうけれど。それでも、与えたかった。自分のためにこんなにも頑張ってくれた彼が悲しむなんて、辛い気持ちを味わうなんて、そんな事は間違っていると思うから。
 ぽたぽたと耐えられずに落ちた雫に気付いた彼が顔を持ち上げ、同時にこの世で一番驚いたような顔をして、自分を抱き上げた。
 「と、とらちん?!え、なんで、な、泣くなって!どっか痛い?気持ち悪い?な、なあ井上、どうしよ?!医者?やっぱ医者かな??」
 「だーかーら、落ち着きなさいってば!ほらもう!そうやってちょっと抱っこしててあげればいいわよ。親が悲しめば、子供だって辛いもんなのよ」
 彼女の言葉と同時に、ぎゅっと強く強く抱き締められる。
 正直、クラクラした頭のまま勢いよく抱き上げられて目眩がひどかったけれど。それでも、ひどく心は満たされる。
 この人に出会えて良かった。この人に拾われて良かった。
 妖怪として駄目でも、彼の優しさもあたたかさも、自分にはひどく心地よかった。
 だから、強くならないと。…………彼のこの性情を好まない誰かが、彼を傷つけないように。
 きっとあの日言っていたように、駆逐され傷を負わされようと、彼は笑ってそれを受け入れてしまうのだ。………化け猫という種族が与える影響を、それに属さぬ程綺麗な命のまま、受け入れてしまうのだ。
 それらが彼を痛めないように、強く、自分もなろう。力はきっと、ある筈だから。
 守ってくれるこの腕を、同じように守れるように、心も身体も強くなろう。



 あなたがくれたその優しさが、自分を生かしたから。
 あなたを蔑む全ての言葉を、自分が蹴散らしてみせよう。

 あなたは尊い生き物なのだと、
 それを知る誰かが現れるまで、
 この腕があなたを守れるように、強くなろう。








 そんなわけでハッピーバースデー愛知県民。かなり遅れた事は本文の長さで許しておくれ。
 ………てか普段の小説の倍だよ。長いよ。書くのに3時間かかったよ………!←いつもは1時間強。

 リクで化け猫でちみっ子とらちん育児日記と言われたのですが。
 とらちんファンな私なので、100%の勢いでとらちんにスポット当たりますよ。これは『タンバリン』で注意しなきゃ100%虎王(本物の虎)を出して完結させる悪癖並みに強固ですよ。虎好き舐めんな。
 でもちみっ子とらちんをどんな口調にしようか、それが悩みどころでしたよ。井上さんの口調も解らないしね。
 なんでまだ話せるようになって間もない感じで、個性というよりは定型文的な話口調にしました。季節を1〜2巡もすれば現在の口調になるんじゃないかなー。

 そして妖怪としては駄目部類なヨシヨシ(笑)が大好きなちみっ子とらちん。駄目部類に惹かれる原因ですな。笑えない!
 でもヨシヨシは生き物としては崇高な部類だからいいんです。本当の駄目部類は見限っておきなされ、とらちん………!

10.7.24