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柴田亜美作品

逆転裁判

NARUTO

突発。
(1作品限り)

オリジナル
(シスターシリーズ)

オリジナル



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「あれ、成歩堂さん、それゲームですか?」
「そうだよ、ほら、mi○iのアプリ!」
「おや珍しい、機械音痴のあなたがブログですか?」
「……………ゲームくらいは出来るよ、一応」
「クッ……!コネコちゃんはゲームがお好きか」
「いえ、特別好きというわけでは……ただ、ほら、これはちょっとやってみたいな~とか思って」
「ああ、カフェ経営のゲームですか?」
「んー、なんかもっと簡単な感じかな?カフェの内装を楽しむ、みたいな。あとメニューも増やしていくけど」
「犬が茶色い上に人より大きかねぇか?」
「見なかった事にして下さい。むしろミツルギには絶対に言わないで下さい。ショック受けますから!!」
「…………その程度でショック受ける犬もどうでしょうね」
「でもボンゴレの件でも家出しちゃったくらいだし、有り得るかもよ、アニキ」
「そこ、どうせ言うならはっきり言ってよ!ていうか、聞こえるようにわざと言っているだろ、牙琉!!!」
「心外ですね。それくらいあなたも自覚があるだろうと慮って小声にしたんですよ」
「それってあんまりフォロになってないよ、アニキ………」
「店名はCHIHIROか。パティスリーは入れなかったのかい、コネコちゃん」
「長過ぎて入らなかったんです。『千尋』にするのはなんか……その、恥ずかしくて」
「純情も過ぎると危険ですよ、成歩堂」
「意味が解らないよ、牙琉」
「まあまあ、別にCHIHIROでいいじゃないですか。解る人には通じますよ、十分」
「そうだよね!お店の名前いう時にパティスリーとか付けていう人、そんなにいないよね!」
「ええ、ですから、そんなに気にしないで平気ですよ。それに人の名前になると、やっぱりちょっと気恥ずかしいですよね」
「うん、どうしても千尋さんのこと、呼び捨てなんてだいそれていてね。本当に憧れていたし、人としてもパティシエとしても」
「前オーナーはパティシエールでしょう。女性ですから」
「ちっちゃな揚げ足取らないでよ!」
「クッ………!王子様はご機嫌斜めなようだぜ、お姫様」
「意味が解りません、神乃木さん」
「(あ、アニキと同じ扱いになった)」
「それでね、これ、結構頑張って続けたから、随分お店の広さも拡大したし、メニューも豊富になったんだよ」
「(あ、二人の事無視した。流石成歩堂さん)広さって、自由に調節出来るんですか?」
「出来るは出来るんだけど………やるにはチケットが必要でさ。それがなかなか溜まらないんだよね。だからほら、まだテラス席用のテーブルが店内に置きっぱなし」
「チャーリーのヤツも窮屈そうだぜ」
「(神乃木さんは復活早いな)それにお菓子の飾り棚とか、ショーケースは無いんですね」
「チャーリーくんはもっと広さを確保して、テラス用のテーブル達が動かせたら、余裕を持って置いてあげたいんだよね。可哀想だしさ」
「仕切りも無いぜ」
「だって……どれもこれもまだアイテムとして存在しないから。あ、でも!最近ようやくキャッシャーとシンクが出たから購入したんですよ!あと、まだ置く場所なくて置いてないですけど、業務用冷蔵庫も!」
「向日葵とチューリップの存在意義が謎ですね」
「春美ちゃんが飾ってくれる小物とかプライスカードみたいな小さな可愛いものが無いんだもん。その代わりに知ってる花を飾ったんだよ」
「クッ……!どうせなら真っ赤な薔薇にすりゃいいじゃねぇか」
「あ、それありますよ。飾りますか?」
「多分、言いたい事は違うと思います、成歩堂さん。お花はこれくらいでいいと思いますよ」
「そうかな?テラス席が動かせたら空間が空くし、出入り口の所が寂しいから薔薇置いても全然平気だよ??」
「はぁ……えっと、それはまた、その時でいいかもしれません。考えるのは。アイテムって増えていくんでしょう?もしかしたら飾りたいものが出るかもしれませんよ?」
「あ、そうか。そうだね、じゃあその時にまた相談しようかな」
「でも成歩堂さん、このゲーム、昨日今日始めたわけじゃないですよね。レベル高いし」
「うん、そうだけど?」
「その割に、あんまり見かけませんね、あなたがパソコンに向かっている姿を」
「そうだな、まるほどうは機械に近寄らねぇからな」
「えっと、家でちょっとやってるんだけど。今日はその、ほら、オドロキくんがいないからいいかなーとか」
「?オデコくん?どうしてですか?」
「………コンロの数」
「?……………ああ、なるほど」
「確かに大声で叫んで飛び出していっちまいそうだな」
「べ、別に他意は無いんだよ?!でもコンロの数もレベルが上がらないと増やせないから…………!」
「成歩堂さん……別にたかがゲームですから、そこまで気にしないでいいと思いますよ」
「ですが確実に犬も新人もダブルで拗ねますね」
「使いモンにならねぇだろうな」
「なんかどっちもそういうところ、繊細なんだよね。だからお店ではあんまりやらないようにしているんだよ。家でもミツルギには見えないように机の上でやっているし」
「………………もうなんか本当に色々とご苦労様です、成歩堂さん」
「??響也くん?あれ、疲れてた、もしかして?ごめんね、ゲームの話なんか巻き込んじゃって。もう明日の準備も平気だし、あがろっか」
「そうですね、それじゃあ成歩堂さん。ゆっくりしっかり休んで下さいね」
「???うん、ありがとう」


「絶対に伝わってねぇだろうな、意味」
「成歩堂は昔から自分自身の事には鈍感ですからね。当然ですよ」








 そんなわけで私が現在頑張って作っているあぷり『カフェつく』のお店、『CHIHIRO』のお話でしたよ。
 いやもう本当に、なかなか思い通りにならなくてねぇ。でも最近壁が購入出来るようになったのでキッチンとフロアを分けられそうです。
 …………まあそれするにはまず店舗拡張しなきゃなんですがね。
 もう少しでオドロキくんの分のコンロも手に入るけど、入った所で多分一人見当違いな場所に置かれます。暫くの間は我慢してね…………!

10.7.9