自分を見上げた青年の隻眼から落ちた雫が、眦を通って髪の生え際を濡らした。
 それを泣きそうな顔で見つめた少年が、そっと掬い取るように指先で辿る。
 くすぐったいのか、青年は目を細めて笑んだ。それは歪んだ眉のせいか、泣き出すのを我慢しているような、そんな笑みだった。
 「ディック………どう言えばいいのか、僕には解らないんです」
 首を振り、少年は彼の言葉を否定するような肯定するような、そんな曖昧な声色で呟く。
 告げる言葉がないのではなく、告げる形が解らない。そんな、惑う声音。
 それを見つめる眼差しが揺れて、困ったように首を傾げられる。
 「何が、解らないんさ?」
 綴る声がひどく優しく響いて、青年自身が驚いてしまう程、穏やかだった。
 見上げた少年の泣きそうに歪む顔は痛ましいのに、それでも何故か青年の心は満たされている。欲しかったものが、まるで間近に控えているような、そんな満足感。
 涙の跡を辿った少年の白い指先が微かに震えている。耳元に添えられたまま途方に暮れたその指先は、そのまま戻る事も髪を梳く事も出来ず、添えられたまま佇んでいる。
 その微かなぬくもりすら、心地いいなんて。この感情は不可解で惑い易く、不便な癖に、………あたたか過ぎて、手放せない。
 「………あなたを怖いと、思いました。悲しいとも思いました。それは本当なので、そんな事ないなんて、嘘は言いません。それは、でも、嫌な事ではないんですよ」
 「?」
 「ラビと出会った頃、僕はラビをやっぱり、ディックと同じ思いで見てました」
 「………え…?」
 驚いたように目を丸めた青年に、少年は苦笑した。きっと彼の中、『ラビ』は初めから自身とは異質に成長した存在だと、そう思っていたのだろう。
 「だってラビは、ディックと同じ目で僕を見てた。………違うな、今のディックは、どっちかというと、ラビに近いから、一週間くらい前のディックと、かな」
 懐かしむような眼差しで青年の目を覗き込めば、青年はそれを嫌がるように首を振って顔を逸らした。
 それに気付き、言い方が悪かったかと困ったように少年は眉を垂らした。
 決して糾弾する為の言葉ではなかったのだ。ただ、教えたかった。彼を厭う理由などどこにもないと、彼に。………そして、彼の中で眠ったままの、彼に。
 「だから、ディック。あなたを怖いとは、思わないです。思っていた、が正しいんです」
 「…………もう、怖くない?」
 「ディック、僕が怯えたのはね、あなただとかラビだとか、そういう個人じゃないんですよ?」
 不安に揺れる声を無感情に覆って呟く青年に、少年は首を傾げて囁きかけた。
 その言葉に瞬く翡翠は純粋な疑問に輝いている。………本当にこの青年は素直だ。否、正直、か。
 己の心が動くまま、興味が移るそのままに、その関心を指し示す。おそらく普段であればそれをきちんと包み隠してバレないようにするのだろうけれど、彼はどうも少年に対して無防備だ。
 ………それこそが小さな棘を与える事も知らぬままの、無邪気さ。
 「僕は観察されるのは、慣れているんです。この外見ですし、腕は生まれつきですしね。小さい頃からずっと、探るような目で見られるのは当たり前でしたよ」
 サーカスでは初めは見せ物として引き取られていた。物の分別がつくようになってからは芸や雑用を覚えて、そちらの方が見せ物よりは利益に貢献出来るようになって、初めて解放された。
 奇怪なものを見る目は、生まれた時からずっと少年の周囲に蔓延っていたものだ。それが何故に出来たのか、好奇心を疼かせ見つめ、仮説を立てて想像し、面白おかしく物語を綴る。それが少年の幼少期に見ていた人間の生態だ。
 そこから掬い取られて漸く、少年は人としての当たり前の生き方を教えられた。そうでなければきっと、今もその生態こそが人の本質と、そう思ったまま育っただろう。
 それも有り得た現実。…………この腕で生まれたから、回避しようもない、残酷な現実だ。
 「でも、ね。………どうしても、その目で見られると、自分が化け物だって言われているみたいで、生まれた事自体、否定されているみたいで……………それが、怖いんです」
 「そんな事、思ってないさ」
 否定の言葉は早かった。不愉快そうに眉を顰めている姿は、どこか『ラビ』に似ていて、少年は泣きたい気持ちが胸に生まれる。
 「ねぇディック。それは、生まれた事を祝福するから?それとも………観察対象が失われるよりは存在した方が、より都合がいいから?」
 泣き出しそうな瞳で、それでも綴った言葉はひどく薄暗い音。
 真っ白な少年に似合わない疑り深いその音色に、驚いたように青年が目を広げた。
 多分、初めてだ。この少年が誰かを疑うような音色で言葉を綴り、それを押し付けたのは。
 「………アレン?」
 そんなにも自分は厭われる存在だろうか。そんな思いが滲んだ声が綴った名前に、少年はふうわりと笑んだ。………その目だけは、泣きそうなまま。
 「ね、こうやって疑うのが嫌いなんです。疑える余地がある自分の存在が、どうしようもなく嫌いなんです。…………そう言ったら、きっとみんなに怒られるから、言いたくなかったんですけどね」
 怖かったでしょう、と。少年は傾げた首で青年を覗き込み、そっとその頬に指先を滑らせた。
 寂しそうで悲しそう。その癖、それら全てを飲み込んで、この少年は当たり前に微笑み痛む相手に手を差し出すのだ。
 自分こそが、一番傷付く痛んでいる癖に。癒される腕を求めもせずに。
 「なあ、アレン。………嫌わないで」
 小さく呟く声は、寂寞を溶かしている。己の頬を撫でる細い指を包み、青年はそれを握り締めた。
 沢山傷つけたのは、多分自分だ。そしてきっと、自分は知らないけれど、数年の時を重ねていても、きっと『ラビ』だってこの少年を傷つけた。そうでなければ、この少年が自分と『ラビ』が同じだったなんて、言える筈もない。
 その癖、そんな痛みばかり与える傍観者に、この少年はあんな風に笑んだのか。
 …………まるで、そうして痛み傷付き砕かれて、粉々になって消えてしまう事こそ願うように、少年はどこまでも己自身の痛みに鈍感だ。
 「ディックを嫌う理由なんてないんですよ?だから、そんな不安な顔しないで下さい」
 苦笑する声音が、優しく歌うようにさえずった。その音色は心地いいけれど、青年は眇めた眼差しを切なく歪めて首を振った。
 「違うさ」
 「…………?」
 「頼むから、自分の事、嫌わないで。アレンは無茶ばっかするから、そんな事言われると、いつか自分で自分の事殺しちまいそうで怖いさ」
 不可解そうな少年に、ひとつずつ確かめるように青年が伝える。………この言葉の意味が、本当は自分でもよく解らない。
 どうしてそんな風に思うのか、消えゆく歴史の欠片を掴みとり存在させようとするかのような、そんな愚かな思慮は持つべきではないのに。
 それでも、こうして自分にすら優しく労る腕を携える少年が壊れゆくのを見るのは、何故か忍びないと思ってしまう。…………それこそが、きっと、自分が記していかなくてはいけない、裏歴史の一端である事も、予感しているというのに。
 「…………ディックも『怖い』?」
 ぽつりと、驚いたような、つい零れた声が少年の唇から小さく落ちる。
 微かに動くその唇を見つめながら、青年は少しだけ逡巡するように目を瞑り、すぐに開かれた翡翠が煌めきながら少年を見上げた。
 「アレンが居ないっていうのは……怖いって思うさ。変だけど、多分、きっと……痛いって泣くと思うさ」
 あたたかい手のひらが優しく頬を撫でる。無遠慮に膝を借りるこの身体を、拒みもしないで受け入れる。傷つけてばかりの言葉を、厭いもしないで聞いてくれる。その心が、無くなって消えて自分の前から永遠に喪われたと、そう思ったなら。…………空っぽな筈の心が、軋む錯覚に目の奥が痛んだ。
 それはどうしても、嫌だと思う。こんな事、おかしいというのに。
 「ならディック、大丈夫、僕はあなたの事、好きですよ」
 「…………?アレン?」
 うっとりと、そう称す事が許されるような、そんな幸せそうな笑みを唇に染めて、泣き出しそうだったその瞳を真珠のようにまろみある色で輝かせて、少年はそんな言葉を当たり前に捧げた。
 …………それは聞きたかった言葉だ。欲しかった音色だ。与えられたかったぬくもりだ。
 それでも、それが何故、突然与えられたのか、青年には解らない。首を傾げて戸惑う青年に、少年は両手を青年の頬に捧げたまま、諭すように優しく言葉を紡ぐ。
 「だってあなたは、人の死をちゃんと怖れる事が出来るでしょう?それを知っている人は、守る事の出来る人に、なります」
 そしてそうした人を愛おしいと思うのだと、少年は嬉しそうに笑んで告げる。
 その言葉を咀嚼して、けれど青年は喜色に染める事の出来ない瞳を暗く沈め、少年の手を掴む力を強めた。
 「………俺はなんの為にも戦わないさ。記録の為にしか、動かないし、動けない」
 声は固かった。嘘など何一つ言わないし、言えない。ただ現実にそうであるというだけの情報を綴った唇は、当たり前の事をしただけだというのに、ひどい苦味を舌に残した。
 それに顔を顰め、歪めた眉を嫌って、青年は答えを落とされるより早く、少年から顔を逸らす。が、頬に添えられていた手のひらがそれを許さず、覗き込んだ少年の顔が柔和に細まる三日月を注いだ。
 「ほら、ディック、あなたもラビと同じ」
 「……………?」
 「動けないって、悲しんでる。仲間の事を思っている、証拠ですよ?」
 だからあなたを嫌う理由などどこにもないのだ、と。少年は柔らかく溶けた眼差しで囁いた。
 『ラビ』と同じだから、好きなのか。………違ければ、やはり厭うのだろうか。そんな物思いを連ねるような場面でもあるまいに、どうしても愚かな意識が消えてくれない。
 それに反発するように、青年は無理矢理少年の腕から逃れて顔を逸らし、呻くような小さな声を、口の中で綴った。
 「悲しんでいる訳じゃ………」
 傍観者であるのは、初めから決っていた事だ。仲間じゃない、味方でもない。ただたまたまそこに居る、それだけの存在。
 だからそこに、心なんてない、感情なんかない。この身体を動かすのは、いつだって歴史の流れだけだ。
 ………言い聞かせるように呻きそうな喉を押し殺し、握り締めた拳でそれを思う。その腕の中、まだ少年の手のひらが存在する事すら気付かない程、余裕のないまま。
 ひどい痛みがあっただろうに、それでも少年は頓着もせずそのまま自由にさせ、ただ彼の言葉に問いかけを重ねていく。
 「僕が死ぬのは怖いって言うのは、悲しいからじゃないんですか?」
 問われ、無意識にその解答を脳が探す。ひとつずつ検証して、その結果を出し、当て嵌るものはどれかと探るけれど、適切な解答が見つからない。
 「悲しい……というより、なんだろ、これ」
 呟き、青年は少年を見上げた。逸らしていた視線はほんの少しの時間なのに、その眼差しに映される己の存在に何故かホッとした。
 その銀灰色が何も映さない様を思い浮かべる。白い肌が青くなり血の気を失い、虚ろな瞳は光を無くし、唇は微笑む事を忘れ凍り付く。
 そうして、もう二度とその声が名を呼ぶ事も笑みを向ける事もなくなり、ぬくもりに触れる事も出来なくなって、ただの肉塊に変わったその身体は灰となって消える。
 …………消えて、しまうのだ。その存在の全てが、欠片も残される事なく、消えてしまう。
 思った瞬間、身を襲ったのは氷漬けにされたかのような、悪寒。
 「………ねえディック、それはやっぱり、悲しいっていうのが、当て嵌るものなんだと思いますよ?」
 微かに震える身体と、見開かれた隻眼が沈む湖水が、それを教える。そう諭すように囁けば、青年の両腕が天を仰いだ。
 ………そうして、しがみつくようにしてその腕は少年の背を掴み、抱き寄せた。
 少年の足に乗り上げていた青年の上体は、相手の上体を包む為に浮かされて、少年がそれに気付いた時には、すでに腕に抱き込まれてベッドに寝転がっていた。
 怯えた子供が縋るように、ただ我武者らに籠められた力はかなり痛い。先程手のひらを掴まれたのも痛かったが、こちらはきっと、痣くらい出来ているだろう。
 それでもいいと苦笑して、少年は怯えたままの青年の頭を抱き締めるように腕を回した。
 「怖い事を言ってごめんなさい」
 「…………………居なくなんのは、駄目さ、アレン」
 「解っていますよ。僕は僕なりに、きちんと生き抜くつもりですから。安心して下さい」
 「こう出来なくなんの、嫌さ」
 「うーん……これは、まあ、あんまりするものじゃ、ないんですけどね?」
 ぎゅっと、縋る腕の力が強まって、少年は苦笑する。
 「でも、こうしてると、怖くないさ」
 「そういうものですから。僕も、小さい頃よくこうしていましたよ」
 「……俺の方がお兄さんさ」
 「ディックと僕は1つ違うかどうか、程度でしょう?同じですよ、それなら」
 拗ねたような青年の声に、少年は苦笑してそういった。
 そんな物言いをしている癖に、青年の腕は微かに震えていて、未だ想像の恐怖から脱却していない事が窺える。
 たった一つ縋れるものが少年だと、まるでそういうかのように全身でぬくもりを求めている。まるで幼い頃の己を見るようで、少年は仕方なしに小さく息を吐いて、その背を優しく撫でた。
 「それに、今はディックの方が子供みたいですよ?」
 からかうというよりは、甘やかすように、少年はやんわりとそう囁いて、撫でていた手のひらでその背中を優しく叩く。慰めるその仕草に、青年は心地良さそうに少年の肩に顔を埋めた。
 「…………うん、そうかも。なんか結構俺、アレンに教えられてる気がするさ」
 まるで子犬のように鼻を鳴らして少年のぬくもりを全身で感じようとする青年に、くすぐったそうに身じろぎをしながらも少年は拒まず、好きにさせたまま苦笑を溶かした声で答えた。
 「お互い様です。一方的に教える人間なんて、いませんよ」
 「じゃあ、俺もアレンになんか教えたさ?」
 キョトンとした声で顔を上げた青年は、自分が抱き込めた小柄な身体を潰さぬように気をつけながら、少年の顔を覗き込む。
 その瞳の先、少年は不敵な色を瞳に馳せて、まるで挑むように真っ直ぐと青年を見上げた。
 「教えましたよ。………逃げるなっていう事、を」
 多分、今が、きっと、その解答の時なのだろう、と。少年は隻眼を射抜くように見上げた。
 答えは自分が携えている。伝えるべきではないと、ずっと仕舞い込んで押し隠して顧みなかった答え。
 それがなくとも生きられるのだ。………傷つけずに生きるなら、その方がきっと、痛みは少ない。
 初めから手にしていなければ、喪ったとしても、そこに残る傷跡はそう深くないだろうと、思っていたのに。
 こんな事態まで引き起こして、打ち捨てないでと縋られて、それでも黙殺出来る筈がない。…………思いが、ないならばまだしも。
 小さく少年は吐息を落とし、そうして呼吸を深く吸い込んだ。
 朗々と、奏でる楽器のように柔らかく絶え間ない音色が響いた。
 「逃げませんよ。だから、ちゃんと聞きに来て下さい」
 戸惑うように見下ろす青年の瞳の奥、眠ったまままだ起きない臆病者に言葉を差し出した。それが音叉となってその眠りの殻を破ればいい。
 彼の思いと自分の思い、波紋となってぶつかり合えば、きっと眠ってなどいられない音色が奏でられるから。
 「アレン?なんの話さ?」
 「あなた達への解答、かな」
 困ったように眉を垂らす青年に、彼もきっと解っている筈の事実をなぞる。
 解っているけれど、きっとこの青年はこの言葉の意味が解らない。それもまた、当然なのかも知れない。過去の日自分達はこの感情の意味も存在も、知りはしなかった。ただ届かない言葉に悲しんでいただけで、その悲しみが何故に沸き起こるか、知り得なかった。
 「僕は我が侭ですから、片方だけなんて嫌です。ちゃんと二人とも、一緒に。一人だって欠けずに、来て下さい。そうしたら、話しましょう」
 解ったのは、二人だったからだ。片方ではなく、互いにだったからだ。
 過去の全てを蓄積して、それを抱え向かい合っていた、その人がいたから、揺れたものがある。それがなければ、揺れる事も忘れていた。
 「………『ラビ』に?」
 「あなたにも、ディック。デックだけじゃなく、ディックの前にいた人も、全部。みんなまとめて、ちゃんと僕の前に来て下さい」
 不満げに眉を寄せて、零れ落ちた青年の拗ねた言葉に少年は苦笑する。優しくその頬を撫でて、独占欲の強い甘えん坊な子供をあやした。
 この姿もきっと、彼の一部だ。自分に覗かせないようにしていた、幼くて我が侭な、彼を形成する大切なパーツ。
 でも、どんな素敵な時計だって、歯車ひとつでは意味がないのだ。愛おしい思い出の詰まった時計は、全てを内包したまま時を刻まなくてはあまりに物悲しい。
 「僕はね、ディック。あなた達全部がまとまって、そうして出来上がった『現在』が好きなんです。あなたが居ないのも、あなたで止まってしまうのも、嫌なんです」
 誰か一人を選んで、なんて。思ってもいない癖に、まるで惑わすように代わりばんこに現れて。そうして本当に欲しいものは別なのだと、叫ぶようにいつもその瞳が揺れている。
 自分では選べない、選んで傷つける事に怯えている。己の立場がどうしたって縛ってしまう、その一歩。
 多分、臆病なのはお互い様だ。だからきっと、解っていてもお互いに目を逸らしていた。伸ばす腕の先は、たった一つと知っている癖に。
 こんな頓知な事態まで招いて、欲しい結果があまりにもちっぽけだ。そう、思い。それでも求めてくれたのだろう事だけは、嬉しい、と。素直に言ってみようかと、少年は未だ事態を飲み込めずに揺れる隻眼を覗き込んで、微笑んだ。
 「あなたが、好きですよ」
 たおやかな音色が優しく青年の肌に触れ、耳に響く。意識すら甘く溶かして、溶かされた何かが、瞳を覆う。
 その様を眺めながら、少年は祈った。

 ………どうぞ、届きますように。
 この心が、絶え間なく捧げるこの音が、あなたの心に……魂にまで、響きますように。


 ………我が侭で臆病者の眠り姫。
 そろそろ起きて、自身でその茨を突き破って歩んできて下さい。







   

 お気づきかとは思いますが、このサイト内で一番初めにアレンに好きと言われたのはブックマンですよ。
 次はディックですね。
 ………ラビは最後の最後ですね。
 まあそんな事もある。これからは沢山言ってもらえるといいね。まあ私が書く中では滅多にないでしょうけれど!

10.10.13